ヤマトHD、上海国際港務と提携

ヤマトホールディングスは29日、日本から中国への日用品輸出に関し、中国港湾最大手の上海国際港務集団(上海市)と提携すると発表した。12月中の設立で合意した合弁会社を通じ、貿易や物流、情報、決済、販路拡大までを一貫して提供する越境流通基盤を構築し、日本製品の中国輸出を支援する。
「爆買い」現象が起きるほど、日本の高品質商品に対する中国人のニーズは高いが、中国の税関や検疫手続きに不慣れなため現地で十分な在庫を持てない日本企業も少なくない。ヤマトHDなどは、日本語と中国語の両方に対応したシステムを提供し、日用品や化粧品、衛生用品などを扱う国内メーカーと中国の小売業者などを結びつけ、販路拡大を後押しする。
合弁会社にはヤマトHD、上海国際港務子会社の上港集団物流有限公司(同)のほか、企業間取引仲介のプラネット、物流向けシステム開発のシノジャパン(東京)の4社が参加。出資比率はヤマトと上海国際港務が各30%、残り2社が各20%。
ヤマトHDは、日本国内から中国への物流を担当。上海国際港務が中国での通関手続きと保税倉庫運営、商品配送を担う。プラネットは、ライオンやユニ・チャーム、資生堂などが出資して設立し、現在は国内でオンライン取引の仲介を行っており、今後、越境取引にも対応させる。