観光レジャー、20年に投資総額2兆元に=中国発展改革委

15日の中国紙・21世紀経済報道(電子版)によると、国家発展改革委員会は14日、「観光レジャー重大プロジェクト実施に関する通知」を公表した。2020年までに観光業の投資総額2兆元、消費総額7兆元を実現させ、GDP貢献率は10%以上とする目標を掲げた。
北京連合大学観光産業経済所の張金山所長は、中国経済の発展が近年、緩慢化する一方、観光業の投資と消費は増加傾向にあると指摘。「観光消費は国内需要の重要な一部を成し、投資もけん引する」と述べた。
通知は、海洋・アイランド観光、スポーツ観光、クルーズ観光、研究学習観光、温泉観光、スノー観光、健康・ヘルス観光などの新興商品の開発を奨励。自然環境が優れ、文化科学の学習機能が整い、国内外で集客力のある1000カ所の優良観光エリアを構築するとした。従来の有名観光地への高い負荷や、環境許容量を上回る観光客数などの問題を改善し、観光の品質を高めるという。
一方、同紙は課題も指摘している。海洋・アイランド観光は実際の投資が大きく、環境影響評価などの複雑な手続きがあり、順調に利益を出しているデベロッパーは少ないため、全国的な消費も多くない。
キャンピングカーに関しては、キャンプ場に土地計画をめぐる一連の認可申請が必要で、各地の発展は政策的なボトルネックに直面している。スカイスポーツ観光も空域が完全には開放されていないため限界がある。
さらに、クルーズ観光に関し、中国社会科学院観光研究中心の戴学鋒副主任は、税金・費用の削減が必要だと指摘。現行ではコスト高になるため、大手クルーズ企業は中国国内では登録していないという。
2016年上半期の中国国内旅行者数は前年同期比10.47%増の延べ22億3600万人、観光総収入は同12.4%増の2兆2500億元だった。