華為のシェア、初のアップル超え=1~9月の世界スマホ市場

22日付の中国系香港紙・大公報(A11面)によると、中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ、広東省深セン市)の世界スマートフォン市場シェアが初めて米アップルを上回った。華為消費者向け部門の余承東・最高経営責任者(CEO)がこのほど明らかにした。高級機種市場で安定した地位を固める中、長期的には利益率でも世界トップを狙う。
華為が発表した2017年1~9月期の同社の世界スマホ出荷台数は前年同期比19%増の1億1200万台となり、売上高は同30%以上の伸びを示した。余氏は「アップルを初めて超え、韓国サムスンに迫る2位に浮上した」と指摘した。
ただ、シェアではアップルを超えたが、利益率は遠く及ばない。余氏は華為の実績を明らかにしなかったものの、「多くの中国メーカーがシェアではアップルを大きく上回っているが、利益率は差が大きい」と認め、「アップルの市場シェアは10%にすぎないが、利益は業界全体の70~80%に達している」と述べた。
また、華為の創業者・任正非氏は今後の戦略について、「高品質・高価格路線を継続する」と強調。さらに、「シェアトップになりたければ、低級機種を3000万台売ればすぐになれるが、わが社の求める方向性ではない。
私が追求したいのは、高級機種で全てのライバルに勝つこと。イノベーション力でも勝つことだ」と述べた。
しかし、任氏もまた「アップルとの差は依然として大きい」とし、同社のイノベーション力は現在、低下しつつあるものの、ブランドの優位性が依然として下支えしていると分析した。
華為がこのほど中国本土で発売した最上位機種「メイト10」シリーズの予約購入者数は130万人で、11月販売開始予定のアップルの「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の同120万人を上回った。