米ボーイング中国工場、建設着々=初の海外生産拠点

中国の東シナ海沖、舟山群島(浙江省舟山市)で、米航空機大手ボーイングにとって初の海外生産拠点「仕上げ・引き渡しセンター」の建設が進んでいる。現場が20日、一部日本メディアに公開された。
同センターは小型旅客機「B737MAX」に塗装などを施し、航空会社に引き渡す施設。市政府系の投資会社が建設し、ボーイングにリースする。
2018年末に操業開始の予定で、年間処理能力は約100機。引き渡し先は中国国際航空など、国内航空各社が中心となる見通し。
ボーイングは、中国の商用機需要を今後20年間で合計7240機と予測。生産拠点を中国に構え、ビジネスチャンスを逃さない考えだ。
一方、中国側も今春、国産中型旅客機「C919」の初飛行を成功させるなど、航空機産業の育成を急いでおり、ボーイングの技術導入に期待を寄せている。
ボーイングの中国工場設置は、15年の習近平国家主席の訪米に合わせて合意が成立。米中経済協力の象徴としての意味合いもある。