米コカ・コーラ工場で労働者抗議=中国企業への売却に反発

米清涼飲料大手コカ・コーラが中国内のボトリング事業を中国食品最大手の中糧集団(COFCO)などに売却することを決めたことを受けて、四川省と重慶市のコカ・コーラのボトリング工場で21日、労働者が抗議活動を行った。中国ニュースサイト・財経網などが報じた。
抗議の背景には、労働者たちが工場売却後、地位が保障されないのではないかと懸念していることがある。重慶工場の労働者によると、COFCO傘下のチョコレートブランド「金帝」が1月に同集団の中糧地産に売却された後、多くの生産工場が閉鎖され、大量の労働者が解雇されたという。
インターネットに投稿された写真によると、工場の門前には、「10年以上働いたにもかかわらず、知らないうちに売り飛ばされた。賠償金を要求する」と書かれた横断幕が張られた。
労働者の抗議に対して、コカ・コーラ側は「工場売却は株主が変わるだけで、工場と従業員との労働契約は影響されない」と説明している。
最近では他にも、ソニーの中国子会社の従業員多数が、中国企業への売却に反発して大規模な抗議活動を行った。