神戸鋼、建機の中国合弁解消

神戸製鋼所は2日、中国の建設機械事業をめぐる現地企業との合弁を解消すると発表した。売掛金回収が難航する中、双方の経営方針の違いが明らかになったという。合弁事業を二つに分け、油圧ショベル事業を神鋼側が、ホイールローダー事業を中国企業が引き継ぐ。3月末までに合弁解消契約を締結し、10月ごろに合弁を解消する。
これに伴い神鋼は2016年10~12月期決算で貸倒引当金など計310億円を営業費用に計上した。
神鋼は1994年、中国国営企業と合弁で建機の製造会社を設立。神鋼側が生産や技術を、中国側が営業や経理・財務をそれぞれ担当する形で運営してきたが、ここ数年で回収できない売掛金が増えていた。
中国の建機事業再構築に向け、神鋼は現地2工場の年産規模を1万2500台から1万500台に縮小する。中国国内向けの生産は成都(5500台)に集約し、杭州(5000台)は輸出用製品と部品の供給拠点とする。