疑問解消ならAIIB参加も

安倍晋三首相は15日、CNBCなどのインタビューで、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加について「疑問点が解消されれば前向きに考える」と表明した。従来の慎重姿勢を修正した形だ。
首相はAIIBに関し、(1) 公正なガバナンス(2) 持続可能な貸し付け(3) 環境や社会に対する配慮-の3点について日米で疑問を共有していると指摘。「今は運用を注視している」として引き続き推移を見守る姿勢を示し、今後の対応については「米国と緊密に連携を取り合っていきたい」と語った。
首相はまた、7月にドイツで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、中国の習近平国家主席、韓国の文在寅大統領とそれぞれ首脳会談を行いたいとの意向を表明。今月下旬のイタリアでの先進7カ国(G7)首脳会議では、トランプ米大統領と北朝鮮問題を協議する考えを示した。
北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐっては「仮に核実験を行えば、日本は追加制裁を科すための新たな国連決議の採択を追求する」と強調。6カ国協議については「今はまだ時期ではない。しっかりと圧力をかけ、北朝鮮が対応を変える状況をつくらなければならない」と語った。
首相は憲法改正の国民投票と国政選挙を同時に行うかどうかについて、与党や衆参両院の憲法審査会の議論に委ねる姿勢を示した。首相は「同じタイミングでやれば混乱するのではないか」との見方を示す一方、「別途やるのが合理的かどうかということもある」と述べた。