済鋼集団、鉄鋼生産を全面停止

新華社電によると、中国鉄鋼大手の済鋼集団(山東省済南市)は10日までに鉄鋼生産を全面的に停止した。政府が進める過剰生産能力削減に対応するためで、今後は物流など、サービス業に特化して業務を続ける。
済鋼は1958年創業で、ピーク時の年産量は1200万トン。中国の鉄鋼企業10位以内にランクインする大手メーカーだったが、地元の山東省政府が2016年、鉄鋼生産の停止を決めた。約4万人の従業員が配置転換などの影響を受ける。
中国政府はこうした大企業の過剰能力削減を続けるとともに、劣悪な鉄鋼製品「地条鋼」を違法生産する小規模メーカーの閉鎖にも取り組んでいる。
ムニューシン米財務長官は9日、ABCテレビとのインタビューで、中国の過剰生産問題に関して「(中国政府との協議は)大きく前進している」と発言。中国側の取り組みに一定の評価を与えた。