浙江省の義烏雑貨市場、取り締まりで休業相次ぐ=価格、輸出に悪影響も

11日付の中国紙、グローバル・タイムズなどによると、先月から中国政府が浙江省で展開している大規模な違法生産・環境汚染取り締まりを受け、世界最大の日用雑貨取引センター「義烏小商品卸売市場(同省義烏市)」で、一時休業に追い込まれる業者が相次いでいる。
環境当局は現在、浙江省のほか中国各地で、あらゆる産業を対象にした厳しい取り締まりを進めており、操業停止や罰金支払いを命じられる業者や、拘束される経営者も出ている。
義烏市は「生活雑貨取引の世界の中心」として知られ、国内外から多くのバイヤーが買い付けに訪れる。
日用品取引業者の間では、コストや輸出に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念も浮上している。
欧州や南米向けに包装用紙などを扱う貿易関係者によると、一部業者は在庫不足から休業に追い込まれた。また、繊維問屋によると、仕入れ先から1メートル当たり0.1~0.2元の値上げを要求されたという。

専門家らによると、浙江省は日用雑貨の重要生産拠点で、今回の取り締まりにより、省内の零細企業が一斉休業に追い込まれれば、価格に悪影響を及ぼし、サプライチェーンを混乱させる恐れがあるという。
義烏の雑貨を中国北部に中継する拠点、南三条市場(河北省石家荘市)の仲買業者は「こういった取り締まりの矛先となるのは零細工場だ。これが出荷価格の上昇という形で卸売業者に影響する」と説明した。