武田薬品、中国合弁事業から出資引き揚げ=上海医薬に株譲渡

上海証券報系ニュースサイト、中国証券網によると、中国医薬品製造大手の上海医薬(上海市)は21日、武田薬品工業などとの合弁事業「広東天普生化医薬」(広東省広州市)の一部株式を追加取得し、傘下に収めると発表した。
天普生化は、武田が2011年に買収したスイス製薬大手ナイコメッドの中国合弁事業。武田は今回、事業見直しの一環で同事業を計2億8000万米ドルで売却し、経営から撤退するとみられる。
武田はスイス子会社を通じて保有する全持ち株51.34%のうち、26.34%を事業パートナーの上海医薬に1億4400万ドル(約9億1500万元)で譲渡。これにより、上海医薬の出資比率は67.14%に上昇する。残りの25%は、欧州の投資ファンドに売り出す。
天普生化は1993年設立で、2010年にナイコメッドの傘下に入った。酵素阻害剤のウリナスタチンや循環障害改善剤のカリジノゲナーゼを中心に生産している。17年業績は売上高が11億0770万元、純利益が7960万元だった。