次期米大統領、緊密な関係確認-中国外相はけん制

トランプ次期米大統領は2日、台湾の蔡英文総統と電話で話し、米台の緊密な経済・政治・安全保障関係を確認した。米メディアによれば、米大統領や次期大統領と台湾総統のやりとりが公になったのは、1979年の米台断交以来初めて。
中国との国交樹立で台湾と断交した米国は、台湾関係法により非公式な関係を規定し、「一つの中国」政策を堅持してきた。トランプ氏と蔡総統の電話会談は、こうした原則から逸脱するものである上、中国が台湾独立志向の蔡総統へのけん制を強めていることから、トランプ次期政権の対中関係に悪影響を及ぼす恐れがある。
中国メディアによると、王毅外相は3日、トランプ、蔡両氏の電話会談について「米政府が長年堅持してきた『一つの中国』政策を変えることはできない」と述べ、けん制した。政権移行チームによると、トランプ氏と蔡総統は「密接な米台関係に留意した」という。トランプ氏はツイッターで、総統が「私に電話した」という部分を大文字で強調して明らかにした。さらに、米国が台湾へ巨額の軍備を売却しているのに「私が祝福の電話を受けるべきでないというのは興味深い」と述べ、問題ではないという立場を示唆した。
台湾総統府の発表によれば、トランプ、蔡両氏は約10分間にわたって経済、安保、アジア情勢などについて意見交換。蔡氏は米台のさらなる関係強化を希望するとともに、台湾の国際社会への参画に理解を求めた。
ホワイトハウスのプライス国家安全保障会議(NSC)報道官はトランプ氏の電話会談を受け、中台関係に関する「長年の政策に変更はない」と確認。「『一つの中国』政策を引き続き堅持する」と述べ、平和的で安定した中台関係が米国の基本的な利益だと説明した。
トランプ氏は、中国の習近平国家主席とは11月14日に電話協議した。中国側の発表では、両者は米中の協力強化と前向きな関係構築の意向で一致し、早期会談を目指すことで合意していた。
トランプ氏は選挙戦で、米国は中国に雇用を奪われていると主張。中国を「為替操作国」に指定する方針を公約とするなど主に経済面から批判してきた。ただ、「一つの中国」原則や中台との政治的な関係については詳しい見解を明らかにしていない。

政権移行チームによると、トランプ氏と蔡総統は「密接な米台関係に留意した」という。トランプ氏はツイッターで、総統が「私に電話した」という部分を大文字で強調して明らかにした。さらに、米国が台湾へ巨額の軍備を売却しているのに「私が祝福の電話を受けるべきでないというのは興味深い」と述べ、問題ではないという立場を示唆した。
台湾総統府の発表によれば、トランプ、蔡両氏は約10分間にわたって経済、安保、アジア情勢などについて意見交換。蔡氏は米台のさらなる関係強化を希望するとともに、台湾の国際社会への参画に理解を求めた。
ホワイトハウスのプライス国家安全保障会議(NSC)報道官はトランプ氏の電話会談を受け、中台関係に関する「長年の政策に変更はない」と確認。「『一つの中国』政策を引き続き堅持する」と述べ、平和的で安定した中台関係が米国の基本的な利益だと説明した。
トランプ氏は、中国の習近平国家主席とは11月14日に電話協議した。中国側の発表では、両者は米中の協力強化と前向きな関係構築の意向で一致し、早期会談を目指すことで合意していた。
トランプ氏は選挙戦で、米国は中国に雇用を奪われていると主張。中国を「為替操作国」に指定する方針を公約とするなど主に経済面から批判してきた。ただ、「一つの中国」原則や中台との政治的な関係については詳しい見解を明らかにしていない。