株の相互取引始まる 深センと香港

中国・深センと香港の両証券取引所は5日、上場株の売買注文を取り次ぐ相互株式取引を始めた。2014年11月の上海・香港間に続く中国本土と香港の越境取引により、中国の資本市場開放が一段と進むことが期待される。
香港や海外の投資家は香港経由で深セン株の一部、本土の投資家は深セン経由で香港株の一部を売買できるようになった。海外投資家は深セン市場に多いハイテクなど高成長企業への投資が可能になる一方、本土投資家も投資先が100銘柄余り増える。香港政府の梁振英行政長官は式典で「一国二制度の特徴をよく表している」と強調した。
ただ、初日の取引は、深セン株への投資額が1日の限度額の2割強、香港株は1割弱にとどまり、低調なスタートとなった。今後は投資意欲を呼び起こし、両市場の活性化につなげることが課題となる。