日本のコメ、中国で高評価

所得水準の向上に伴い、消費者の「健康志向」が強まる中国で、高価・高品質な輸入米の人気が高まっている。特に日本のコメに対する評価は高く、高級レストランなどで使われる機会も多いという。
10日付の中国紙、第一財経日報が報じた。
それによると、中国は2011年にコメの純輸入国に転じ、12年には世界最大の輸入国に浮上した。16年の輸入量は前年比18万トン増の353万トンと、過去最高を記録。輸出を差し引いた純輸入量は314万トンに達した。
成都世紀城天堂洲際大飯店の厨房(ちゅうぼう)運営総監の林述巍氏は「日本人は田植え、稲刈り、はては調理まで研究を尽くし、関連技術の開発にも熱心だ」と指摘。「一部の高級宴会では日本産やタイ産が頻繁に使われるが、タイ米は品質、ブランド、ルートが極めて安定していない」と語った。
15年の中国の日本産輸入量は600トンと、前年の4倍に膨らんだ。
一方で、国内産はマーケティングやブランド育成の意識が希薄で、品質重視の消費者は外国産を選択せざるを得ない状況。ある消費者は「無名ブランドは絶対買わない。健康と安全が第一、その次が味で、この二つを満たした上で、価格を考える。5キロ=100元前後なら受け入れられる」と話した。
これに対し、安心安全をアピールする国内業者も出てきた。上海優合谷農産品専業合作社の丁暁歓社長は「昨年、トレーサビリティー(生産履歴の追跡)システムを導入した。時間をかけ、消費者との信頼を確立していくしかない」と説明した。