推進剤の補給実験=宇宙ステーション技術確立へ

 

中国初の無人補給船「天舟1号」から、宇宙実験室「天宮2号」に推進剤を補給するテストが行われ、中国は27日、成功を宣言した。中央テレビが伝えた。天舟1号は今後約5カ月にわたり、軌道上でドッキングや推進剤注入などの実験を繰り返す。2018年から4年ほどで完成させる独自の宇宙ステーション運用に必要な技術の確立を目指す。
推進剤はステーションの姿勢制御や高度維持に欠かせない。
国営新華社通信は、同様の技術を擁する国は「ロシアや米国などだけ」と宣伝。共産党・政府は「わが国の有人宇宙プロジェクトは新たな段階に入った」とする祝賀メッセージを関係者に送った。
中国は宇宙の開発・利用で世界の主導権を握ることを目指し、これまで6回にわたり有人宇宙船を打ち上げ、技術を蓄積してきた。日米などの参加する国際宇宙ステーションは24年以降の運用が定まっておらず、中国の計画が順調に進めば、宇宙空間での中国の存在感が一層増すことになる。