市場開放受け 内外決済カード発行中止

11月26日の中国ニュースサイト・新浪網が情報筋の話として伝えたところによると、中国の金融当局はこのほど、国内の各銀行や銀行カード発行会社に対し、二つの国内外会社による決済が1枚でできる金融カードの発行を即時中止するように指示した。これまで中国で広く見られた中国の銀行間カード決済会社・中国銀聯とJCBやビザ、マスターなど外国クレジットカード会社の両方の決済システムが使えるカードは発行できなくなった。現在流通しているカードは有効期限までは使用可能。
内外2種類の決済機能を持つカードの発行は、外国カード会社に中国の決済市場が開放されない中、便法として2002年から開始された。中国人はこのカードで、外国で買い物などをしていた。
発行中止は、6月に中国が外国カード会社に対して市場を開放したことを受けた措置の一つ。ただ、現在、許可を得た会社はなく、許可を受ける会社は制限されると言われる。
中国としては、外国でも銀聯の利用可能店舗が急拡大していることを名目に、内外2種類のカードを外貨管理などが容易な銀聯だけのカードに切り替えるよう誘導していくとみられる。
中国では与信審査などが困難なため、銀聯カードの主力はデビットカード。クレジットカードのメリットに対
する理解は進んでいない。(上海時事)