南シナ海で海底メタンの産出成功

 

中国国土資源省は18日、海底にある次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」からの天然ガス産出に同国として初
めて成功したと発表した。日本は2013年に世界に先駆けて産出を実現したが、ガスの安定的な生産技術は確立していない。中国の技術レベルは不明。
同省によると、試掘は南シナ海の中国大陸に近い海域で実施。
水深約1300メートルの地点を200メートルほど掘り下げ、今月10日から8日間で計約12万立方メートルのガスを生産した。
メタンハイドレートは、天然ガスの主成分であるメタンが低温・高圧状態で水と結合した固形物。「燃える氷」とも呼ばれる。日本近海にも豊富にあるとされ、「21世紀の夢の資源」といわれるが、技術的に生産の難易度は高い。
日本は13年と今年5月の2度、愛知、三重両県沖で産出実験に成功。しかし、いずれも砂が設備に混入するトラブルのためガス生産を中断している。
中国は30年までの商業化を目指す。産出成功は国内各紙が1面で大きく報じるなど、秋の共産党大会に向けた国威発揚の側面もありそうだ。