出生数7.9%増=「一人っ子政策」廃止の効果

中国の国家衛生・計画出産委員会は22日、2016年に生まれた子供は前年比7.9%増の1786万人だったことを明らかにした。00年以降では最多で、同委は16年に「一人っ子政策」が廃止された効果が出たとみている。ただ、少子化志向の国民が増えており、今後も順調に出生数が増えるかどうかは不透明だ。
中国の出生数は1771万人だった00年以降減少し、少子化の流れが顕著となった。03年から13年まで1600万人前後で続き、社会の高齢化に危機感を抱いた習近平指導部は13年、夫婦どちらかが一人っ子の場合は2人目を出産できると決定。その後、すべての夫婦に2人の子供を認める方針を決め、16年1月から実施された。
同委は、20年まで出生数は1700万~2000万人で推移すると予想する。しかし、晩婚化が進み、教育費をはじめとする子育てにかかる経済的な負担を理由に出産を敬遠する夫婦は増えている。同委幹部も「出産を阻害する要因が強まっている」と認めており、中国政府は保育施設の増設や児童医療制度の充実などを目指している。