京東と騰訊、「独身の日」商戦で協力強化=ビッグデータ活用でアリババ追撃

18日付の日刊紙・香港経済日報(A14面)などによると、中国インターネット通販2位の京東集団(JDドットコム、北京市)は17日、11月11日の「独身の日」商戦に向け、大株主のネットサービス大手・騰訊(テンセント、広東省深セン市)との協力を強化すると発表した。両社のビッグデータを活用し、小売業者に対し、オンラインショップと実店舗を連動させた販売促進キャンペーンを展開する。
「1」が並ぶ独身の日(光棍節、シングルデ-)は、2009年に電子商取引最大手・阿里巴巴(アリババ)集団(浙江省杭州市)が「独り者」をターゲットに始めた大規模な値下げセールで、「双11」と呼ばれる。年々過熱し、内外企業を巻き込んで史上最大の商戦に発展しているが、仕掛け人のアリババは他社の追随を許していない。こうした中、京東は騰訊と組んで小売業者の一層の取り込みを図り、反転の契機を探る。
京東は今回の提携について、同社の消費者データと騰訊が運営するソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)とコンテンツのデータ、小売業者が提供した実店舗の買い物データを統合した上で、業者に提供すると説明。想定顧客を狙った広告の掲載などができるようになると説明した。
京東の徐雷最高営業責任者(CSO)は「小売業のボーダレス化は今後の流れだ」と強調した。
京東の双11商戦は、11月1~12日に開催。世界200カ国・地域の実店舗数十万店が対象となり、米小売り世界最大手ウォルマート・ストアーズや京東之家、京東家電専売店なども参加する。京東傘下の無人スーパーや無人コンビニエンスストアでも双11商戦向けに準備を進めているという。