中国電機業界からの受注、ピークの6分の1に

日本工作機械工業会が21日発表した5月の確報統計によると、中国の電気・精密機器業界からの受注は前年同月比68.3%減の36億6000万
円と急減し、昨年11月のピーク(223億2000万円)の6分の1に縮んだ。中国でのスマートフォン製販不振が直撃した形だ。
中国の同業界からの受注は、2017年に入ってから米アップルとみられる新製品の製造特需で急増した。しかし、中国のスマホ市場の飽和や各社の新製品に新味が薄いことから、今年に入り地元での販売が低迷。これを受け、日本メーカーは4月の受注も億円単位で2桁に減らしていたが、5月は減少ピッチに拍車がかかった。
一方、中国自動車業界からの5月の受注は、電気自動車(EV)や工場自動化(FA ) への投資がけん引し前年比53.2%増。しかし、電機の不振をカバーするには至らず、外需の主要3地域(中国、欧州、北米)別の総額は247億円と、昨年9月以来8カ月ぶりに首位の座を北米(256億8000万円)へ明け渡した。