中国株の指数採用に安堵=相場押し上げは限定的か-上海市場

中国本土上場の人民元建て「A株」が、来年から株価指数算出会社、米MSCIの「新興株指数」に組み入れられることが決まり、21日の上海市場では安堵(あんど)感が広がった。ただ、今回の決定は織り込み済みで、上海総合指数の上昇は0.5%と、小幅にとどまった。
MSCIは2014年から3年連続でA株の採用を見送った。東洋証券上海代表所の奥山要一郎代表は「今回決まらなければ、大きな失望を誘うところだった」と指摘した。
中国証券監督管理委員会は「決定を称賛する」とのコメントを発表。インターネット上では「A株がようやく世界から認められた」などと歓迎する書き込みが見られた。
ただ、新興国株指数に占めるA株の比率は約0.7%。市場では「相場全体の押し上げ効果は限定的」との見方が多い。
規制の厳しさや投機目的の個人投資家比率の高さなどに警戒も根強く、「まだ成熟市場ではない。機関投資家は銘柄選びに苦労するだろう」(外資系証券アナリスト)との声も聞かれる。