中国上場鉄鋼メーカー、上期は大幅増益

中国紙、21世紀経済報道が5日までに報じたところによると、不動産開発やインフラ整備、自動車分野の旺盛な需要などを背景に、中国鉄鋼メーカーの2017年1~6月期決算は、収益が大幅に上向いた。
金融情報サービス会社Windが上場鉄鋼メーカー28社を対象に集計したところによると、純利益合計は前年同期の5倍強の215億元に達した。
うち27社は利益が大きく改善したが、業績低迷が続く重慶鋼鉄は、9億9800万元の赤字を計上した。
業績が悪化していた八一鋼鉄と韶鋼松山、華菱鋼鉄の3社は、黒字転換を果たした。
純利益で首位に立ったのは宝山鋼鉄(上海市)の61億7000万元で、他社を大きく引き離した。2位以下は鞍山鋼鉄の18億2300万元、馬鞍山鋼鉄の16億4300万元と続いた。
一方、中国の鉄鋼業界は現在、過剰生産能力の削減に取り組んでおり、効果は出ているものの、なお企業数が多く、業界集約が進んでいないことがネックとなっている。
上位10社の粗鋼生産量が業界全体に占める割合は現時点で35.87%にとどまっている。中国政府はこれを60%に引き上げる計画で、業界再編が不可避な状況だ。
宝鋼集団と武漢鋼鉄の大手2社は16年に事業統合したが、今後は華北や東北地方で企業再編の進展が見込まれている。