中国の過剰生産能力、牛肉禁輸を批判 米が年次貿易障壁報告

米通商代表部(USTR)は3月31日、外国の貿易障壁に関する年次報告書を発表した。中国について慢性的な過剰生産能力、現地企業への技術移転の強制、米国産牛肉の長期にわたる輸入禁止措置など幅広く問題を挙げて批判した。
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席はフロリダ州で初の首脳会談を行うが、この報告書はさらなる火種になり得る。
USTRは、中国政府の産業政策や、鉄鋼やアルミ産業への金融支援が過剰生産と大量の輸出をもたらし、それが世界市場をゆがめ、競争力のある企業の力をそいだと主張。「中国は鉄鋼部門の過剰な生産能力に対処する措置を講じ始めたが、これまでのところ不十分であり、アルミや他の部門では取り組みはさらに足りない」と強調した。
報告書では63カ国の貿易障壁が挙げられた。
中国についてはこのほか、外国の情報・通信技術の製品やサービスを国産に置き換えようとする長期目標の一環として、一連のサイバーセキュリティー規制を用いていると指摘した。