中国で自動車の在庫圧力高まる=駆け込み需要の反動か-HV車は販売好調

13日付の中国紙、中国経営報などによると、中国自動車流通協会はこのほど、1月の自動車在庫警戒指数が61.5と、前月比18.6ポイント上昇したと発表した。同指数は1000件超のディーラーを対象に調査を実施し、算出する。「警戒水準の分岐点」とされる50を大幅に上回り、2015年11月以来の高水準を記録。在庫圧力が急速に高まっていることが裏付けられた。
同協会の郎学紅・副事務局長によると、1月下旬から春節(旧正月)連休が始まったことに加え、今年から自動車取得税の税率が5%から7.5%に引き上げられたことなどが原因。昨年後半にかけて駆け込み需要で販売が膨らんだ反動が出ているとみられる。
翌月の需要見通しも改善の兆しはなく、減少を予想するディーラーの割合は67.8%と、前月の38.2%から急上昇した。
一方、同日付の毎日経済新聞によると、1月は新エネルギー車(エコカー)の販売台数も急減。電気自動車(EV)は前年同月比55%減の3463台、プラグインハイブリッド車(PHV)は同67%減の1960台となった。
今年の補助金対象車の発表が遅れ、消費者が買い控えたことなどが足を引っ張った。財政負担の拡大を受け、当局は基準の厳格化などエコカー優遇策の見直しに動いており、販売失速も懸念されている。
一方で、エコカー優遇対象に含まれないハイブリッド車(HV)の販売は9789台と、同53%増加した。
EVやPHVのような政策の後押しがないにもかかわらず、それを上回る好調さを示したことから、当局の政策や、企業の生産戦略に影響を及ぼす可能性も指摘されている。