中国、輸出入とも好調=対米貿易黒字が拡大-8月

中国税関総署は8日、8月の輸出が前年同月比5.5%増の1992億ドル(約21兆5000億円)、輸入が13.3%増の1572億ドルだったと発表した。10月の共産党大会に向けて好調な統計が続き、経済の安定を重視する習近平国家主席にとって好ましい状況となっている。
ただ、輸出の伸びは7月に比べ鈍化。人民元高の影響が出始めているとみられ、輸出依存度の高い製造業者からは不満の声が上がる。元高を演出する必要のある党大会が終われば、元安誘導にかじを切る可能性もある。
輸出から輸入を差し引いた貿易収支は420億ドルの黒字。このうち対米黒字は262億ドル(7月は252億ドル)で、ロイター通信によると、2015年9月以来の高水準だった。トランプ米政権が、貿易不均衡の是正を目指す対中交渉で、一層の輸入拡大や市場開放を迫りそうだ。