上半期ディスプレーパネル販売、65%増

17日付の中国紙、中国証券報(A10面)によると、2017年上半期(1~6月)の中国のディスプレー(表示装置)向けパネル販売額は1356億元と、前年同期比65%増加した。これに対し、世界販売額は11%増の497億ドル(3270億元)で、中国の急成長ぶりが際だった。中国工業情報省高官が16日開かれた業界関連フォーラムで、中国パネル産業の見通しを明らかにした。
中国ではテレビ・スマホ向けパネルの工場増設が活発化しており、2019年のパネル生産能力は韓国を抜き世界首位になる見込みだという。
一方、上半期の世界出荷量は、面積ベースで9649万平方メートル。うち中国産パネルの出荷量は3182万平方メートルと、世界全体に占める割合は33%に達した。
これまで、京東方(BOE)や国顕光電、天馬微電子といった国内大手は、液晶テレビ向けなどの大型液晶パネルで世界シェアを拡大してきたが、現在はスマホ向けのAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)パネル工場も建設中。18年末までに相次いで稼働予定で、19年には世界最大のパネル生産国になる見込みだ。
中国のパネル業界は急速に成長してきたが、過剰投資などさまざまな問題を抱えている。スマホ向けの需要増加が見込める第6世代OLEDパネルは、設備増設が急ピッチで進められているが、供給能力が需要を上回る懸念も指摘されている。