バイオエタノール燃料利用、20年までに全国へ拡大

 

中国国営新華社通信によると、国家発展改革委員会と国家エネルギー局は13日、バイオエタノールを添加したガソリン混合燃料の利用を、2020年までに全国に広げる方針を明らかにした。環境に優しく、技術的にも成熟し、使い勝手もよく、化石燃料の理想的な代替エネルギーとして、利用を推し進めていくという。
それによると、バイオエタノールを10%含む「E10」は世界各地で一般的に利用され、二酸化炭素などの排出を減らし、エネルギー供給ボトルネックを軽減すると期待されている。
すでに40カ国・地域がエタノール添加燃料を利用しており、その年間消費量は約6億トンと、世界の年間ガソリン消費総量の60%前後に達するという。
一方、中国はすでに世界第3のバイオエタノール生産国で、年間消費量は約260万トンに達する。国内の11省・自治区でエタノール添加ガソリンの利用促進試験区を設けており、その年間消費量は、ガソリン消費総量の5分の1を占めるまで拡大したという。
今後は、先進的な液体バイオ燃料システムを構築。セルロース由来のエタノールを年間5万トン生産できるモデル設備を、20年までに稼働させたい考えだ。
中国政府は07年、十分な食料供給を確保するため、エタノール生産に穀物を原料にすることを禁止。国内のメーカーはサツマイモやソルガム、わらくずなどを原料にするようになった。
その後、国内11省・自治区で穀物利用を解禁。中国政府はトウモロコシの供給過剰解消にも取り組んでおり、エタノール利用促進はその一環とも位置付けられている。