スマート物流構築に1000億元超投資へ=アリババ集団会長

中国電子商取引最大手、阿里巴巴(アリババ)集団の馬雲(ジャック・マー)会長は5月31日、浙江省杭州市で開かれた物流イベントで、スマート物流ネットワークの技術基盤構築に向け、系列物流会社の菜鳥網絡と共同で、1000億元(約1兆7000億円)超を投じる方針を明らかにした。
馬会長は「国内外であらゆる宅配業者、倉庫、拠点、都市、家庭をつなぐ」と表明。中国国内では1日以内、世界全体では3日以内に配達できる体制を構築するのが最終目標だと明らかにした。
また、菜鳥のスマート物流ネットワークは、中国では国内総生産(GDP)の約15%、先進国では7~8%前後を占める物流コストを、5%以下に圧縮する公算が大きいと説明。「ネットワークは菜鳥が構築するが、あらゆる物流会社に開放する。物流パートナー企業を強くするために、コア技術や製品を提供しなければならない」と宣言した。
馬会長はさらに、1日の電子商取引関連の宅配取扱件数が、既に1億3000万件に上ることに言及。「いずれ1日10億件の処理を支えるインフラが必要になることを理解しなければならない」と訴えた。