中国、エコカー過剰が深刻化か

中国企業の新エネルギー車(エコカー)年間生産能力(商用車含む)が、2020年に726万台に膨らみ、過剰生産能力が深刻化する
恐れが出てきた。23日付の週刊紙、中国経営報が集計結果をまとめた。
それによると、16年末時点で中国企業32社がエコカー生産に乗り出し、関連計画投資総額は3110 億5800万元( 約5兆2000億円)に達する。計画通りに工場が稼働すれば、年産能力は726万台に膨張するという。
大手乗用車メーカーでは、北京汽車、比亜迪(BYD、広東省深セン市)、上海汽車など13社の投資額は1361億0800万元に上り、20年の生産能力は446万台(一部商用車)に拡大する見通し。
商用車メーカーでは南京金竜など5社の投資額は589億5000万元に上り、20年の生産能力は31万台に達する見通しだ。
さらに、電気自動車(EV)ベンチャーの蔚来や、インターネット動画大手の楽視など新規参入14社は1160億元の投資を計画。20年の生産能力は249万台に上る見込み。
こうした状況を背景に、電池メーカーの投資も活発化。投資額は16年だけで1000億元を超え、専門家の間では年間生産能力は1億7000万キロワットに膨張するとの見方が出ている。
これは、実現すれば年間で商用車50万台、乗用車500万台の電池需要を満たせる規模だという。