「一帯一路」、日本海・北極海も対象に

中国国家発展改革委員会と国家海洋局はこのほど、「『一帯一路』建設海上協力構想」を発表し、日本海、オホーツク海、北極海を経由して中国と欧州を海路で結ぶ「北氷洋海上ルート」の協力構想を打ち出した。
「一帯一路」は習近平国家主席が2013年に提唱したシルクロード経済圏構想。
ユーラシア大陸の東西を、中央アジア経由の陸路(一帯)と、インド洋など海路(一路)で結び、経済開発や地域の一体化を進める構想で、アジアインフラ投資銀行(AIIB)などを通じ、域内のインフラ整備に取り組んでいる。
海上ルートはこれまで、南シナ海・インド洋、地中海を経由するルートと、南シナ海を経由して南太平洋各地域を結ぶルートが提示されていたが、今回、日本海や北極海を経由する第3のルートが加わった。
中国メディアによると、中国側は同ルート沿岸国に対し、北極海航路をめぐる科学調査や航路予報サービスを共同で展開することや、運輸環境の整備支援などを望んでいるという。