M&Aアドバイザー事例
事案1 事業承継問題に起因するM&A
- 業歴50年を超える超優良オーナー系企業のオーナーD様より、事業承継問題のご相談を受けました。同社は業歴が長い事より役員・従業員株主等が複数存在し、オーナー一族で経営権を確保できていませんでした。オーナー一族以外の株主より株式の買取り要請があり、株式の買取を含め様々な対応策を検討した結果、オーナー一族が株式を売却する方向となり、M&Aを推進することになりました。
- オーナー一族及び経営陣の「オーナー一族は経営より身を引き、生え抜き従業員にバトンタッチしたい」という意向を尊重し、最終的にMBOでクロージングに至りました。現在、同社はMBOファンドの出資を受け、株式公開に向けて事業活動を行っています。
事案2 企業再生と同時並行で進めたM&A
- 資金繰りに窮していたE社様より資金調違を主としたコンサルティングの依頼がありました。資金ショートまで時間がない緊急案件であり、資産売却を中心とした財務リストラや主璽取引先への状況説明を行いつつ、取引銀行との資金調違交渉と同時並行でM&Aを推進しました。
- 時間的な制約もありオーナーがM&Aを決断し、某大手企業が第三者割当増資を引き受けて本件はクロージングに至りました。クロージング後、某大手企業の要請を受けて、引き続き、E社様の子会社整理や資産整理等の財務リストラや内部管理体制の構築等社内体制の整傭を行いました。
事案3 クロスボーダーM&A
- 米国の上場企業の日本現地法人F社様より日本企業の買収のご相談を受けました。その意向を受け売却候補先をマーケティングし、複数の想定候補企業にアプローチを開始した結果。買手の意向に添った企業G社が見つかり、そのG社のオーナーH様と約8ヶ月かけて交渉を行い、H様が売却を決断されました。
- その後、日本と外国のM&Aや財務·法務等に対する考え方の相違より案件は難航したものの、H様の売却決断から約1年後にクロージングに至りました。現在、当社では米国企業F社様、G社様及びH様一族の要請に基づき「PMI(ポストM&Aの統合)コンサルティング」を継続中です。